医薬品のネット販売規制について思うこと

昨日、厚生労働省により、市販薬のインターネット販売を規制する省令が固まったようです。

[Yahoo!ニュース より]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000226-jij-soci

これによると2年間の経過措置は盛り込まれているものの、
約8割が”規制反対”というパブリックコメントが寄せられたにもかかわらず、
基本的には”強行”ともとれる規制の執行が行われる模様。

確かに「対面販売」とは言えないインターネット通販による医薬品の販売は
リスクがないとは言えないかも知れないが、”悪用”を懸念するということであれば
「買う側の責任」も議論されるべきだとも思います。
実社会においても大量購入や悪用は「やろうと思えばやれる」ワケで、
「インターネット通販だから」ではないと思います。

むしろ「個人輸入」による海外からの流入の方が危険性が高いのでは?
とも思います。

確かにインターネットというツールを悪用した詐欺や犯罪もあることは事実です。
その度に「インターネットだから・・・」というマイナスイメージがマスメディアによって横行する風潮は
私自身残念でなりません。
実社会にも「悪い人間」は存在するワケで、インターネットという「社会」にもやはり悪い人間は存在します。
そのことを踏まえた上でインターネットの活用・利用方法のガイドラインについて議論しあうべきではないのでしょうか。

今回の一件が日本のインターネット社会の進化と今後の日本経済の妨げにならないことを願うばかりです。